健康経営の重要性は、すでに多くの企業で理解されるようになりました。
それでも現場では、「分かっているけれど進まない」「続かない」という課題が残っています。
このシリーズでは、健康経営を無理なく続けるために必要な考え方と仕組みを整理していきます。
健康経営は「余裕がある会社の取り組み」だと思われがち
健康経営という言葉を聞くと、
- 大企業がやるもの
- 人事部が整っている会社向け
- 福利厚生に力を入れられる会社の話
そんなイメージを持たれることが少なくありません。
しかし、実際の中小企業の現場では、
むしろ逆の理由で健康経営が必要になっています。
人手不足・定着率の低下は、すでに健康の問題でもある
- 採用しても定着しない
- 若手やパートがすぐ辞めてしまう
- 特定の人に業務負荷が集中している
こうした状態は、
単なる「人事の悩み」ではなく、
働き方や職場環境の“健康状態”が崩れているサインです。
健康経営は、
「社員を大切にしています」というアピールではなく、
経営を安定させるための土台づくりでもあります。
分かっていても、進まない理由は「やる気」ではない
多くの企業が、健康経営について
- 情報収集はしている
- セミナーにも参加した
- 必要性は理解している
それでも実際には、
- 何から手を付ければいいか分からない
- 担当者任せになっている
- 日常業務に埋もれて止まってしまう
という状態に陥りがちです。
これは、意識や熱量の問題ではありません。
仕組みがないまま始めようとしていることが原因です。
健康経営は「イベント」ではなく「日常運用」
健康経営は、
- 1回の研修
- 年に1度の取り組み
- チェックリストを埋める作業
で完結するものではありません。
本来は、
- 情報が社員に届く
- 必要なときに学べる
- 相談や共有が自然にできる
こうした状態が日常として回っていることが重要です。
つまり、
健康経営とは「やるか・やらないか」ではなく、
「回る仕組みがあるかどうか」の話なのです。
ここから先は「仕組み」の話になります
このシリーズでは、
健康経営を始めようとして止まってしまう企業が、
- どこでつまずくのか
- なぜ続かないのか
- どうすれば担当者任せにしない形で回せるのか
を、現場目線で整理していきます。
そして最終的には、
健康経営を無理なく継続するための仕組みについても触れていきます。
健康経営を「回す」ための一つの選択肢
健康経営は、
個別の施策を増やすことではなく、
情報・学び・共有をまとめて管理できる基盤があるかどうかで、大きく差が出ます。
その考え方をもとに設計しているのが、
人財エンゲージメントサポートとして提供している
健康経営DXポータルです。
次回予告
次回は、
「なぜ中小企業ほど、健康経営が続かないのか」をテーマに、
多くの現場で共通して起きているつまずきポイントを整理します。
この記事を最初から
- 健康経営は「意識の高い会社」の話ではありません(最初から読む)
- なぜ中小企業ほど、健康経営が「続かない」のか
- 健康経営とエンゲージメントは、なぜ切り離せないのか
- 健康経営を「担当者任せ」にすると、必ず行き詰まります
- 健康経営DXとは「IT化」ではありません
- 健康経営を「仕組みとして」始めたい会社へ



